先日の台風、皆様大丈夫でしたか?
都内でも酷い風雨で電車が止まりましたね~。
私が帰宅したときは一番風雨が激しいときだったらしく、家に着いて全て着替えました。。
台風が去った次の日には夏まで持っていった感じで一気に涼しく秋めき、驚きました。やっと涼しくなるのでしょうか。今回は
地蔵菩薩の台座を創り始めましたので、そのとっかかりのところの
ご紹介です。
台座は蓮の花の蓮華座(れんげざ)です。
泥の中から泥に一切染まることなく綺麗な花を咲かせる蓮の花は、仏教では
とても大切にされているお花です。
その様を煩悩にあふれた世界に染まらずまっすぐに開く悟りの世界に
たとえられました。
蓮の花が開花するとき、「ポン」と音がすると昔聞いたことが
あったと思うのですが、本当なのでしょうか?音はしない、という説が多いですが、
聞いたことがある!という方いらっしゃいますか?
なんだかステキですよね。一度聞いてみたいです。話しがそれてすみません。。さて台座です。
最初は3つの円形です。これを組み合わせて台座になります。
■台座の一番下になる部分です。
円の外側(断面)を綺麗にします。このとき、木目をきちんと見て削らないと
綺麗に仕上がりません。逆目になると木が白っぽくなってしまいます。
写真のように年輪を見て矢印の方向で彫っていきます。矢印の始まりが一番上と考え、
上から下へ、と向かって彫ると逆目にならず、綺麗に仕上がります。
■台座の真ん中の部分です。
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中心に穴を空けます。これは、この上になる台座をきちんとはめるための穴です。
■台座の一番上の部分です。
→
これは中心を出して先ほどの真ん中で創った穴に差し込みます。
→
上記が差し込んだ状態です。
そして、この組み合わせた状態の2つの形状の周りを削り、お椀のような形に
していきます。
今回はここまでです。この後はまた次回以降に。
本体は今はお顔の仕上げが終わり、胸、服のしわの仕上げにかかっています。
このしわの仕上げがとても難しく、綺麗にならず苦戦しています。。
綺麗に仕上げるのは自転車に乗るのと同じでどのようにすれば綺麗に仕上がるという
ことは身体で覚えなければならないようです。
練習あるのみ、と先生から言われましたが、自転車のように簡単には覚えられず、
いつか綺麗に仕上げられるのだろうかとかなり不安です。。。
でもやるしかないですからね!頑張ります!
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