お盆ですね。皆様帰省される方も多いのではないでしょうか?
私は江戸っ子なので、いわゆる田舎がありません。
昔は叔父が熱海に開業していたので、そちらによく行っていたものですが、
今では熱海の家も無く、寂しい限りです。
ただ、お盆中の都内は比較的電車もどこも空いていて、快適です♪今回は、六寸地蔵菩薩の続きですが、今は整理前でここからが時間がかかり、
写真でお見せしてもあまり変化が解りませんので、地蔵菩薩の持ち物について少し。。
地蔵菩薩は、前回もお話ししたように、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠(ほうじゅ)を
持っています。
こんな感じのが錫杖 たまねぎのような形の宝珠この持ち物がどのような意味を持つのでしょうか?
■錫杖(しゃくじょう)錫杖は、杖の上の部分に輪っかがいっぱい付いています。これを持って歩くと、しゃらしゃらと
音が鳴りますが、この音で悪いものを退散させたり、ご自分の存在を知らせたりする道具だと
言われています。
お地蔵様は、多くの世界を渡り歩き、地獄の底までも人を救いに行かれるそうなので、
この錫杖を持っていらっしゃるそうです。
■宝珠(如意宝珠)宝珠は、宝の珠(たま)と書くように、どんな願いもすべてかなえることが出来る玉と
言われています。
望むことを全て手に入れることが出来、病気も治せるそうです。欲しいですね~。。
この形、お寺の屋根の飾りや、橋の欄干の飾りなどで見かけますね。
これは擬宝珠(ぎぼし、ぎぼうしゅ)と呼ばれ、宝珠を似せたものとも言われています。
これらを持つ手は、こんな感じ(写真ボケてしまってスミマセン(泣))。本体完成後に付けます。
(下記の写真は見本です。まだ手は創っていません。)
錫杖を持つ手 宝珠を持つ手取り付ける前の本体(現在の本体です)。
これから本体の整理&仕上げに入る前に手を創っていきます。
これがとっても小さくて、神経を使いそうです!
ではまたこの続きは次回以降に。
皆様、ゆっくりとお盆休みをお過ごしくださいね~♪
私は新しい彫刻刀を創らなければ~(汗)!